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ザクワディ・ツェラミチュネ・ボレスワヴィエツ|唯一、社名に「ボレスワヴィエツ」という地名を入れることを許された由緒正しき窯

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ポーリッシュ・ポタリーで迷ったら、まずはザクワディ窯の陶器を!

前回、ポーリッシュ・ポタリーのふるさと「ボレスワヴィエツ」の街についてご紹介しました。

「ぽってりとした、温かさが好き」「ポーリッシュ・ポタリーってかわいい」と反響がある一方で、「ボレスワヴィエツにはたくさん窯があって、どこで買ってよいのかわからない」、「ボレスワヴィエツの陶器は偽物もあるって聞くし・・・」という声もいただいています。

そこで、今回は、ボレスワヴィエツ陶器の代名詞とも言える「ザクワディ・ツェラミチュネ・ボレスワヴィエツ窯(Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC”)」を紹介します。数ある窯の中で唯一、社名に「ボレスワヴィエツ」という地名を入れることを許された窯なのです。

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (Gallery Easter)

 

ポーランド国内外で数々の賞を受賞している、老舗の会社の1つ

ザクワディ・ツェラミチュネ・ボレスワヴィエツ(以下、ザクワディ窯と略)は、ポーランドはボレスワヴィエツにその工場を構えています。

ボレスワヴィエツでは、16世紀~17世紀初頭から陶器生産が始まったと言われています。考古学の研究によれば、その当時はたくさんの皿や水差し、置物から貯金箱までさまざまな陶器製品が作られていたと言います。当時から高い技術を持っていたことが伺えます。

そんなボレスワヴィエツの陶器、中でも最も歴史のある会社の1つがこの「ザクワディ窯」。現在に至るまで、海面やウレタンスポンジ、絵筆を使用し、職人によって1つひとつ丁寧に絵付けされています。この窯の陶器は、ポーランド国内外で数々の賞を受賞し、高く評価されているのです。

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (Gallery Easter)

 

電子レンジ・食洗機OKはもちろん、有害物質も不使用だから安心!

ボレスワヴィエツ陶器の魅力は、ほっこりとした温かみがある美しさやそのフォルムだけではありません。実用性に優れているのも特徴です。

実用性が高い1つめの理由は、その安全性。食器は口にするものを入れる大切な道具。だから、「釉薬や陶器本体に有害物質は使用していない」とホームページにもはっきりと明記されていて、安心です。

2つめは、扱いやすさ。冷蔵庫での貯蔵はもちろんのこと、電子レンジや食洗機もOK。さらに、個人的にはその「丈夫さ」も特徴だと思っています。実は僕、このザクワディ窯の陶器を使っているのですが、ふんだんに土を使っているからか、ずっしりと重みがあり、少しくらいの衝撃では欠ける心配がなさそうなところも普段使いに持ってこいで実用的だと感じています。

 

絵柄のパターンも、食器の形も無数にあるから、きっとお気に入りが見つかる!

ボレスワヴィエツ陶器はまた、数えきれないほどある絵柄やそのフォルム(形)で多くの人の心を惹きつけています。ザクワディ窯では、絵柄は大きく5つのカテゴリーに分かれています。

  1. クラシック柄(classic patterns)
  2. 高品質な柄(patterns with higher standard)
  3. 繊細な柄(subtle patterns)
  4. アーティスティック柄(Artistic patterns)
  5. 高級なアーティスティック柄(Exclusive artistic patterns)

1,2には、下記写真左側の基本的なロゴが、3, 4, 5はより絵付け技術が高度であるため、右側の「ハンドメイド・イン・ポーランド」と書かれたロゴがつけられています。ザクワティ窯の陶器には底にこのマークがつけられているので、購入時には下記の写真と見比べてくださいね。

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC”

また、各カテゴリーの中にも実にさまざまな絵柄があり、その種類の豊富さは圧巻です。

例えば、1の「クラシック柄」カテゴリーの中にはなんと、93種類の絵柄があるのです(2018年現在)!花や鳥などの自然をモチーフにしており、藍や白地をベースとしたものが多いのですが、オレンジや赤の花柄、緑や黄色、水色の指し色が入ったものもあります。また、変わり種では、星やハート柄、トマトや蝶柄などもあって、本当に目移りしてしまいますね。

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (classic patterns)

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (Classic patterns)

また、食器の種類やその形も多種多様!ティーカップやポット、皿やお椀など基本的な食器以外にも、台所用品も充実しています。例えば、塩こしょう入れやとりわけ用のお玉、キッチンペーパーホルダーなんてものもあります。

さらに、それぞれの食器の形も選り取り見取り。ティーカップやコーヒーカップだけでもなんと、15種類もの形があるのです。これだけ絵柄や形が多岐に渡るので、基本的には在庫を持たず、注文を受けてから作る受注生産の形を取っています。

 

迷ったら、まずは伝統的な柄の「ピーコック・アイ」モチーフを!

とはいえ、膨大な選択肢の中から1つに決めるのは無理と思うかたもいらっしゃるかもしれません。

迷ったらまず、伝統的でかつ、ボレスワヴィエツで代表的な「ピーコック・アイ」モチーフを選んでみるのも1つの手かも。ピーコック・アイとは「クジャクの目」という意味で、藍色をベースにしているので、和食を盛り付けても違和感がありません。

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (Classic patterns - Peacock eye)

1の「クラシック柄」の中には、ピーコック・アイをモチーフにしているけれど、少し違う柄もたくさんあります。ピーコック・アイと植物や花、木、そして、全部ピーコック・アイなど、配置やワンポイントの違いでまったく印象が異なるからおもしろいですね。

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (Classic patterns-Peacock eye)

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (Classic patterns - Peacock eye)

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (Classic patterns - Peacock eye)

さらに、ピーコック・アイをベースにしたような「モスキート」という蚊をモチーフにした柄も人気です。

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (Gallery Easter - Mosquito)

 

芸術性の高い匠の花柄食器は、食卓がぱっと華やぐ

ザクワディ窯が誇る5.の「高級なアーティスティック柄」も見逃せません。英語で「ユニーク(unique,ポーランド語でUNIKAT)」と呼ばれる、職人が絵筆で絵付けした陶器はスタンプとは違った華やかさがあります。日本ではあまり見かけない、大胆な花柄、鮮やかな色使いは特別なお客さまがいらしたときに華を添えるでしょうね。

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (Excellent artistic patterns)

出典:Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” (Gallery Easter)

 

いかがでしたか?たくさんの柄や形の中から自分にぴったりの一品を見つけ出すのは、陶器選びの醍醐味ですね。ザクワティ窯なら、きっと自分だけの陶器に出会えそうです。一度、ぜひ手に取って見てくださいね

 

参考資料

Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” 公式サイト

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