「 イタリア 」 一覧
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サヴォーナ|ルネサンス文化を花開かせた教皇を生んだ港町
ルネサンスを花開かせた教皇の街 「母をたずねて三千里」というアニメを覚えていますか? 出典:amazon.com 少年マルコが母を探して船旅に出た港、あれはイタリア、リグーリア州の首都ジェノバ(Gen ...
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バロック|「ゆがんた真珠」のようなダイナミックな動きとドラマチックな演出(1680-1720年頃)
ポルトガル語で「ゆがんだ真珠」を意味するバロック美術を知るためのキーワードは「ドラマチックな演出」です。 カトリック教会の復活 17世紀、絶対王政の真っただ中にあったヨーロッパ。「太陽の沈まぬ帝国」ス ...
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マニエリスム|ルネサンスの三大巨匠をお手本にして、奇抜な美術様式に発展(1530-1600年頃)
マニエリスムのキーワードは「お手本は巨匠」です。 ルネサンスの三大巨匠を模倣する 15世紀末から16世紀初頭のルネサンス盛期に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロの三大巨匠は、 ...
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ルネサンス|世界の中心は神ではなく「人間」(1400-1530年頃)
2019/07/01 ルネサンス, 5-15世紀(中世), イタリア, メディチ家
ルネサンスを知るためのキーワードは「世界の中心は神ではなく人間」です。 ルネサンスの幕を開いた彫刻家対決 時は15世紀も開けたばかりの1401年。 イタリア、フィレンツェではこの年サン・ジョヴァンニ洗 ...
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カルロス3世とマリア・アマリア|ドイツから、イタリア、そしてスペインへ!政略結婚によって広まったマイセン磁器の技術
ナポリ・シチリアの若き王カルロス3世 ナポリ・シチリアの王として即位し、後に王位を息子に譲ってスペイン王となるカルロス3世(1716-1788)は、スペイン王フェリペ5世と、彼の2番目の妃でイタリア北 ...
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フランチェスコ1世・デ・メ ディチ|ヨーロッパ最初の磁器製造を試みた、スキャンダルまみれのメディチ家当主
ルネッサンス期のフィレンツェの金融業を牛耳ったメディチ家の傍系(弟脈)の出身 「メディチ家」と聞くと、何を最初に連想しますか?成金?金融?借金取り?毒薬?殺人?どれもあまり好印象とは言えないものが多い ...
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ロッビア一族|ルネッサンス期のイタリアに、マヨリカ陶器の技術で新しい陶彫を生み出した
2017/12/29 ルネサンス, 5-15世紀(中世), 16世紀, イタリア, 陶磁器
彫刻と陶器の融合 東洋における焼き物彫刻は、日本では縄文時代の土偶、弥生時代の埴輪などに続き、奈良時代の仏像の製作を最後に途絶えてしまいます。中国も同様で、秦の始皇帝陵に見られた兵馬俑を最後に焼き物へ ...
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モンテルーポ|フィレンツェの食卓を彩ったマヨリカ陶器
フィレンツェとピサを繋ぐ街、モンテルーポ フィレンツェから電車に乗って15分も走ると、その景観は一遍し、車窓にはのどかな田園風景が広がります。普通列車で30分ほどで、モンテルーポ・カプライア(Mont ...
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ウルビーノ|「マヨリカのラファエロ」が生んだ鮮やかな黄色い陶器
マルケ州に花開いたルネサンス 日本人にはまだまだ馴染みの薄いマルケ州(Marche)、夏には海水浴客で賑わうペーサロ(Pesaro)の街はオペラの作曲家ロッシーニ(Gioachino Antonio ...
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リチャード・ジノリ|メディチ家、そしてハプスブルク家に愛された「トスカーナの白い肌」
リチャード・ジノリの生まれた国 16世紀以降の大航海時代の到来により、ヨーロッパへ紹介される機会の増えた中国や日本の硬質磁器は、その純白で薄く、硬く、艶やかな風合いによってヨーロッパの王侯・貴族を魅了 ...